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外反母趾のタイプ

足のしびれが症状となって起こる外反母趾にはさまざまなタイプがあります。

「単純型外反母趾」は、親指の外反の角度が正常値を超えている状態です。
開帳足や偏平足、関節リウマチなど膠原病による外反母趾の要因のないごく単純な外反母趾です。
初期の段階では足のしびれなどの症状もない場合があるので、外反母趾だと気づきにくいです。
しかし、放っておくと開帳足や親指の亜脱臼を起こす事がありますので、足の親指が曲がってきたり、違和感のあるしびれを感じたりしたら外反母趾を疑い病院の診察を受けましょう。

「開帳足型外反母趾」は、開帳足によって起こる外反母趾です。
開帳足とは、全部の中足骨が扇状になって指先に向かって開いている状態をいいます。
開帳足は横幅が広がっているため、靴を履いた時に親指の第一中足骨が靴に当たって炎症を起こし痛みを伴います。
小指が薬指側に曲がった状態の内反小指も合併する事が多く、また、親指の第一中足骨頭部と第二中足骨頭部の間に痛みが出たりします。
足の指先が上がって地面につかなくなる浮き指を合併すると、人さし指や中指の付け根周辺にも痛みを生じたりタコや魚の目ができたりします。
このタイプの外反母趾では幅の広い靴を履いたりしますが、靴が大きくなった分だけ足の横幅が広がって悪化していく場合があるので靴選びには注意が必要です。

「バニオン型外反母趾」は、親指の外反の角度が正常値であっても、親指の付け根が腫れているために曲がっているように見えます。
これは、親指の第一中足骨頭部にある潤液膜が窮屈な靴で刺激されて炎症を起こしており、この腫れを「バニオン」と言います。
始めのうちは、バニオンは手で押すと柔らかくて移動したりしますが、次第に第一中足骨頭部のあたりで骨化してしまいます。
進行すると親指の付け根の腫れが大きくなり外反母趾となったり、腫れている部分が傷んだり、
またその足の裏側にタコや魚の目ができます。

「病変性外反母趾」は、関節リウマチなどの膠原病の患者に多く発症するタイプです。
膠原病により関節の変形が始まると、短期間で重度の変形に進行してしまいます。
さらには足の人さし指が脱臼したり、薬指や小指が内反して変形してしまったりする事もあるのです。
足だけではなく手の指や膝などにも変形が生じ、手術をしても効果がなかったり失敗しやすかったりします。
このタイプの外反母趾は保存療法による改善も期待できず、これ以上の変形や症状を緩和するための保存療法が行われることになります。

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